恋は良いもの。
わたしのこの衝動に対して責任を負えるのは、彼ではなく、宇宙のどこかに鎮座している神様でもなくただ、わたしだけ。
1:55 2019/07/21
わたしはやっぱり「きれい」でいたい、
「美人」でいたい。
そして、美人ってほんとうに誰にでもなれるもの。
美人ってどう考えても「顔立ち」「顔の造作」じゃないんだよ。
それこそ、姿勢、立ち居振る舞い、しぐさ、言動、いわば「ありかた」だね。
「ありかた」が美しいかどうか。
「ありかた」はいまこの瞬間意識で変えられるものだ。
鼻を変えたい、という職場の彼女に、
あなたそんなごくごく細部じゃなくてもっと手っ取り早い方法があるよ、姿勢を美しく変えることだよっていうと、
ヨガとかですか、わたしそういうの三日坊主どころか一日坊主になっちゃうんですよねという。
最近よく本当に思うけど、こういう手合いの面倒くささっていうのはもう、筆舌に尽くしがたい。
このことを他のひとにいうと、それが本当に効果があるのかどうか実感しづらいとか、これをやったからこうなるっていう理屈を彼女自身が落とし込めていないからじゃないかといわれて、まあそうなんだろうけどさ。
わたしからすれば、結局モチベーションが低いんだよな。
もっと言えば、鼻だけを変える、そのデメリットについてまるで意識していない。
まあ、何がメリットで何がデメリットかは当人が決めることだから、
わたしはそこでなんだか、押し黙っちゃうんだよな。
でもものごとって本当に、メリットとデメリットって背合わせであって、どちらかしかないなんてことは、ありえない。
彼について、それでその後どうなの、進展はあったのと聞かれることを勝手に想定したわたしが思うに、
もう、なりゆきに任せる、ということしか言いようがない。
この、なりゆきに任せるとは、
もちろん自分が何もしない、ということではないんだけど、
韓国の占い師が言ったように、
相手が「いいひと」か「よくないひと」かを決めるのは完全に自分なんだから、
自分の調子を整えよう、ということに意識が向いている。
たとえば仮に彼がいまこの瞬間わたしの家に来るとしたら、
ここはこうしておけばよかった、と思うようなことがあるのだとすれば、
もういまただちに、来ているわけじゃないけど直すとかね。
禍根を残したくはないからね。
それのせいで、という枝葉を、妄想の種を残したままにはしたくない。
いまからハイ、セックスしますというような場面になって、身体のどこかを恥じるような、つまり自分を出し切れないようなことがあるのだとすれば、
いまのうちにすでにそこを解消しておくとかね。
うん、もう、そうだよなあ、
そんなのどうでもいいから体当たりしちゃいなよってわたしはすぐに言っちゃうから、
忸怩とした気持ちでどこか、
そうだなあ、
皆がいうのは、こういうことか、というのを実際しみじみと感じてもいる、のかもしれないな。
うん、いや、恋は良いものだよね。