人間の最大の罪は不機嫌だと、ゲーテは言ったらしい。と、二年前のわたしが言っている。
7:04 2017/04/27
ゲーテいわく、人間の最大の罪は不機嫌だと。
わたしの今年の目標は、自分の機嫌は自分で取ること。
わたしはひとのご機嫌を取ることが出来ない。
そんなもの知らない。
わたしに怒ってくるひとが苦手だ。
頼んでいない。
怒って何かを要求してくる。わたしに変われという。
嫌だね。知らない。
わたしに我慢ならないなら近づかなきゃいい。あっちへ行けばいい。
あなたの事情なんてわたしは知らない。
知ろうと思わない。
さよなら。
わたしは楽しいことだけが好き。
面白いことにしか興味がない。
わたしはわたしを好きなひとが好き。
わたしは自分が好きなひとに好かれると、とても嬉しくなる。
わたしは相手にわたしを好きになれと要求はしない。
それはとても不恰好だ。
わたしが誰かに何かに怒るとき、それは要求だということをよく知っている。自覚している。
わたしは好きなひとに怒ろうとは思わない。
そんなまわりくどいことはしない。
そんな不純なことはしない。
そのひとに怒りを覚えた時点でわたしはそのひとのことが嫌い。
あなたを嫌いだとわざわざ伝える必要があるだろうか。
いったい何の為に?
ましてや好きなひとに?
わたしはそんな子供じみたことはようやらない。
相手の重荷になるくらい下手糞な愛はない。
わたしは下手糞は嫌い。
それは馬鹿げているし不恰好だ。不細工だ。
そうでない選択も出来るのにそれをしない、ただ気づかないというだけでそれをしない。
それはただの横着だ。
横着は嫌いだ。
わたしは目を覚ましている。
わたしは自分に出来ることしか出来るとはいわない。
自分の知っていることしか知っているとはいわない。
わたしはギャンブルが出来る。
生きることが出来る。
それを楽しむことが出来る。
それは僥倖だということをよく知っている。
誰かを好きだとか会いたいという気持ちはそれ自体僥倖のようなものだということを、よく知っている。
わたしは成長という観念を厄介に思っていた。
でもそれはする。
成長はひとりでにする。
それは自然なこと、
わたしがそれを阻むことが出来ると思うこと自体、不遜なこと、それはわたしの傲慢さなのだとやっと気づいた。
新しいものは次々にやって来る。
わたしはそれを喜べる。
豊かなこと、美しいことは自然だ。
そうでないことは不自然だ。
わたしは安心を求めない。
それはあるだけがある、すでにある。
過剰に求める必要があるだろうか。
それは不安だ。
不安は病だ。
わたしは病という経験を求めない。
病を必要とはしていない。
見ていないときに月は存在しない。
見ていないときにあなたは存在しない。
わたしはひとりで違うところに立っている。
わたしはわたしがわかるところまではわかるというひとを求める。
恐れない。
楽しめる。
わたしを怖いというひとは正解だ。
わたしを面白いというひとは正解、
わたしを美しいというひとは正解だ。
わたしは怖い。
あなたなんて知らないと平気で言う。
あなたの過去も未来も知らない、そんなものは実体ではないと言うから。
わたしはいま、目の前にあるあなたを見て知る、それしか結局のところするつもりはない。
ほかのこと、それ以上のことは所詮お付き合いにすぎない。
皆お付き合いに付き合っているだけだ。
わたしはわたしの正体が愛だということを表現したいだけ。
あなたにあなたの正体は愛だということを知ってほしいだけ。